こんばんは、伊崎です。
中田工芸のハンガーは主にブナ材で作られています。
なぜブナ材を使うのか。
・木目が細かくつるつるすべすべしている。
・硬くないので加工し易いが、非常に粘り強く、上部。
・曲げ木に最適な木質。
だからです。
きめ細かい木目のブナは、研磨すると表面がすべすべになります。
なので塗装した製品の肌触りはとても滑らかです。
木目を活かした仕上げでいい雰囲気を出しますし、
塗り潰し塗装では表面にデコボコのないつるつるの表面に仕上がります。
加工し易い木質は、中田工芸の職人の技術で多様な形に加工できます。
そして、粘り強いので丈夫です。
粘り強さはフックやアンダーパーツなど、打ち込んだ金具パーツを抜けにくくするのにも役立つ特質です。
蒸して曲げる昔ながらの曲げ木加工に適しています。
曲げる力に耐える粘り強さと、曲がった状態をキープするきめ細かい木目のブナだから
綺麗に曲がり丈夫な製品が作れるのです。
ブナはその昔、日本中に生育していましたが、役に立たない木として切り捨てられてきたそうです。
今では非常に貴重な天然資源になってしまったブナですが、
古くから活用しているヨーロッパでは安定供給の仕組みができています。
中田工芸もヨーロッパ材を使っていますが、貴重な天然資源であることに変わりはないので
無駄なく、大切に1本いっぽん丁寧にハンガーを作っています。
ブナ製ハンガーの質感、是非体験してみてください。
青山ショールームで手にとっていただけます。
http://www.hanger.co.jp/showroom.php