中田工芸では木製ハンガーの材料にブナ材を使っています。
他の材料を使うこともありますが、全体の90%位がブナです。
30メートル位の高さまで育つ落葉広葉樹。別名ビーチ。
ブナといえば世界遺産に登録されている白神山地のブナ原生林が有名ですね。
個人的に一度は訪れてみたい場所のひとつです。
木製ハンガーの材料にブナを使う理由は
・木目が細かくつるつるすべすべしている。
→ 衣類に優しい。
・硬くないので加工し易いが、非常に粘り強く、丈夫。
→ 耐久性・様々な形状の実現。
・曲げ木に最適な木質。
→ 美しい曲線。
といったかんじでハンガーと相性がいいんです^^
使用しているブナはヨーロッパ産(ドイツ、クロアチア、ボスニア等)です。
ヨーロッパでは「持続可能な森林管理」の概念があり、計画的に植林から伐採を行っています。
実は植林だけでは森林には良くないのです。
なぜなら木が多すぎると、日光が十分に入らず、苗木や他の植物が育ちにくくなるから。
「持続可能な森林管理」には伐採も必要なのです。
そんな木材を使って、中田工芸は日々ハンガーを作っています。