近年の古着ブームの影響もありヴィンテージ風ハンガーのお問い合わせ頂くことがあります。
ヴィンテージハンガーは様々な形状がありますが、下記のような弓型の形状を思い浮かべる方も多いのでは?
この弓型のハンガーですが、現行のハンガーと大きく違う点があります。
それは”頭”がないこと。
私達ハンガーメーカーはフックの付け根から下の部分を”頭”や”顔”と呼んでいます。
実はこの頭の有り無しで、かけた時の印象が大きく変わります。
実際にかけ比べてみました。
【三日月型 × スウェット】 【三日月型 × ミリタリージャケット】
弓型のハンガーはスウェットやTシャツなどの丸首には合いますが、
襟のあるアウターだと埋もれてしまいどこか物足りなさを感じます。
それでは通常のハンガーにアウターをかけてみましょう。
弓なりと同じフラットタイプで厚みも近い形状です。
【平ハンガー(BS-21)× ミリタリージャケット】
どうでしょうか?
頭があることでジャケットの襟に埋もれず、全体のバランスがとれてより綺麗に見えます。
更に厚みのあるジャケット用ハンガーにかけてみます。
【ジャケット用ハンガー(BS-15)× ミリタリージャケット】
※左:ジャケット用ハンガー(BS-15)/肩厚40㎜
先程の平ハンガーより厚みがあるため、より襟がハンガーにしっかり乗っている印象を与えます。
まとめると、ハンガーの頭は人間の首元を再現する効果があります。
ジャケットにおいて襟のデザインはとても重要です。
ハンガーの頭は襟を引き立たせ、洋服の魅力を引き出す役目があるのです。
上記の写真から分かるように厚みのあるハンガーを使用することで、
より襟元を綺麗に、まるで実際に着用した時のように感じさせます。
今回はハンガーの”頭”が与える影響について考えてみました。
頭の有り無しで見え方に与える影響はとても大きいです。
さらに顔面にはロゴも入れてブランドや店名をアピールすることもできます。
オリジナルハンガーをご検討の際は是非お問い合わせください。